超革新ひふみ神示

超革新ひふみ神示

ひふみ神示は、金をかけて先入観を植え付けようとする勢力を称賛などしてません。 「神で食うて行くことならん」ともあります。 虚心坦懐に読んでみてください。

渡来人すごい? 日ユ同祖論の類

またYouTubeの変な動画が宣伝されているようで・・・

 

倭国を建てた民族の軌跡|この考察は革命です【中編】 - YouTube

[後編] 日本人はメソポタミアエラム王国の起源説 - YouTube

この考察は革命です[前編] - YouTube

全民族全宗教集合の日本史【もう定説には戻れない】 - YouTube

 

まぁこの辺をざっと見ましたが。

・・タイトルだけで

「なるほど、それは怪しいね」という方もいらっしゃれば

日本すごい?興味深い!!」と感じる方も

いらっしゃるのでしょうけれど。

 

 * * * * * * *

 

ざっと言えばシュメール都市国家群の

隣のエラム王国からアケメネス朝ペルシア、

インド、中国の殷王朝、

前漢の時代に楽浪郡の北にあった濊(ワイ)

朝鮮半島新羅(徐羅伐)を経て

倭に忌部氏物部氏などが来ているという説。

新羅は徐福一族の国とも仮定している。)

 

唐津の菜畑遺跡で水田稲作がはじまってるのは

紀元前1000年頃なので、なんて関係なさそうですが。

そもそも倭人は中国南部にいたわけで。

 

これらの動画が論拠?としているのは

古代ペルシア神話の人類の始祖イマが

インドでヤマ、中国で閻魔となっている事。

(忌部の語源ではないかという仮説。)

 

インドで神を意味するデーヴァが

ギリシャ語で神を意味するデウスと語源は同じ

である事、インド・イラン祖語ではDaywah

らしい事。(WikipediaによるとDaēvaですが。)

それでダイワ(大和)という発音が

重視されたかも知れないという仮説。

 

また、ギリシャのパーン神(ローマのファウヌス神)

が中国の盤古神と似ているという事。

盤古神と類似するインドのプルシャが

インドシナ半島とかニュージーランドマオリ族とか

南方に伝わってるかも知れない事には触れてない。)

https://ja.wikipedia.org/wiki/盤古

 

パキスタンにカラスKurus族という謎の民がいて

その神官をKamと呼ぶ事、

カラスKurus語で白く輝く鳥を

Kagayakとか形容するらしい事。

うーん、謎すぎるね。情報が少なすぎて。

 

で、カラスは太陽だとか、カイラス山だとか、

ペルシアのクル2世などとつながるというのですが。

 

豆知識の連鎖としては、何も知らなかった人には新鮮

かも知れず、盲信丸暗記する方にとっては疑問はない

のかも知れません。しかしながら、深く考察する人に

とっては、これからする話とはかなり

趣きが異なるというか、テイストが違うというか。

 

深く考察しない人はここから

ついてこれなくなるかも知れません。

 

閻魔とか盤古神はともかく。

 

そもそもいったいどこでそのような情報を仕入れたのか

参考文献などを挙げてないのもあっていかがわしく感じます。

 

というのも、私は他の人と比べれば世界中の歴史を知っている方で

クールCyrusIIというハンドルネームも他ならぬキュロスKuru2世から

とっているのですが、いったいどんなマニアックな本(古書?)を

読めばカラス族Kurusについて知れるのか分からない。

 

その前に・・・マハーバーラタの最後の決戦場が

クルクシェートラという地で、クルの語源は

クル大王で、キュロス2世かも知れない事は御存じない?

(クシェートラは広大な場所とか野原くらいの意味だとか。)

それでいてカラスKurus族は知っていると?

 

聖書、コーラン(クォラーン)、原始仏典、般若心経、

老子道徳経論語史記三国志演義

マハーバーラタラーマーヤナくらいは教養の内

かも知れませんが・・・(三国志などは漫画でもよいし

孔子さんのは家康朱子学を見る限りファシズムでしかない

のであまり原典の日本語訳を読もうという氣も起きないけれど。

プラトンの「国家」も同様。ちらっと読んだかも知れないけど。)

 

ちなみにKurus族で検索すると玉の川口市で問題になっている

クルド人だとか、オスマン・トルコ帝国のクルシュKurusなど

が検索にかかります。クルシュKurusは

「かつてオスマン帝国の一部であった領土

 およびその周辺の通貨単位の名前」だそうです。

カラスと読むのでしょうか?

クルド人の地(クルディスタン)は現在では

主にトルコ共和国とイランにまたがる地域のようです。

顔は普通にテュルク要素が濃く、真正アーリア要素よりも多め。

西アジアの混血としては、いたって普通の顔かと。

川口市は以前から外国人はいたけれど

クルド人の場合みたいな問題今までは起こってなかった

という声がツイッター(X)であがっていたりします。

 

「この考察は革命です」の考察は証明には至らない

こじつけが中心で、綿密な言葉の変遷の研究など

ではないので非常に軽く感じるわけです。

 

なぜ、全く学問的な深みを感じないYouTuberが

私でも知らないような知識を持っているのか・・・

フリーメイソンか何かから教わったのではないか・・・

と感じる事にもつながるわけです。

 

カラスKurus族の事をワィとも呼ぶそうですが。

そういう所もちょっと・・・説明が足りないというか。

 

その他では、「中国の殷はYinだ、

盤古はPanguだ、原語の発音で考えないと」

と言いながら、濊の発音がHuiである事は無視

ワイという事にしている・・・。

だって人偏をとればなわけで

元の発音はワィよりウィに近かった可能性だってあるわけで

その辺がちょっとずれるだけでこじつけ全体が崩れるわけですよ。

 

そして、日本人だったら誰だって

朝鮮勢力を過剰に評価したがる方には疑問を持ちますよね。

 

Hui(濊)はYhWh(ヤーウェ)を逆さ読みした暗号説

ttps://www.historyjp.com/article/177/

 

匈奴・扶余・高句麗などの方面に偏り過ぎで

南方ルートを無視し過ぎなのも、

いかにも大本営発表的。

 

 * * * * * * *

 

論理の飛躍が多い「大胆な仮説」を提示する方は
学会から離れた本の世界には、結構いらっしゃいます。

 

そういう状況を作ったのは、
大本営発表しか認めない学会のつまらなさでもあり、
実は非科学的な説を「おもしろい」として
ひろめたい裏社会なのかも知れません。

 

裏社会・・・いわゆる秘密結社は、
実はつまらない学会のボス格

直通しているかと思いますが。

 

私が少しずつ読み進めているサイトの中にも

憶測に次ぐ憶測で構成されてるサイトもあります。

それでも、他で得られない考古学の知識が得られたり

無駄かも知れなくても地道に真面目に考察されたりしてる場合は

軽視できないかなと思う事もあります。

 

 * * * * * * *

 

私は日ユ同祖論の類をいかがわしいと思っています。

なぜかと言えば、

主導しているのが偽ユダヤなどの外人に見えるから。

 

ユダヤ=偽アーリアの正体はテュルク系のフン族匈奴)だと見ています。

テュルク系、モンゴル系、トゥングース系の騎馬民族

ウラル=アルタイ語族とも呼びます。

ウラル=アルタイ系の言語のルーツは、実はバビロニアにあります。

 

鷲鼻(まがった鼻)はテュルク系の特徴であり

真正ユダヤの特徴は赤毛・巻き毛で、

全く別の人種だと考えています。

 

ちなみにテュルク系の国家を日本ではトルコと呼ぶわけです。

テュルクの方が後から使われるようになった学術用語で

原語の発音に近いわけです。

 

ベンジャミン・フルフォード氏の報告によると

ロスチャイルド家は自らをバビロニアニムロデの子孫と考えているそうで。

https://ameblo.jp/cyrus2/entry-11743944167.html

ユダヤとは真逆なのです。

この時期のフルフォード氏はまだ幸福実現党の元暴走族だの

朝堂院大覚こと松浦良右だのとあまり関わっておらず、まともでした。)

 

そもそも髪が天然でパーマするのは暑い気候に適応した人の特徴。

目が細いのは寒い気候に適応した人の特徴。真逆なのです。

もちろん、偽ユダヤと真正ユダヤが混血した場合、

両方の特徴を備える事もあります。

環境適応で身につけた形質は遺伝しやすいので。

 

工作員や、その盲信者たちは、しばしば、

ユダヤは白人ではなくアジア系」と言います。

しかしながら、「白人」は「インド=ヨーロッパ語族」

であり、アジア人の末裔です。言語の上ではギリシャ語も、

ラテン系の言語もインド=ヨーロッパ語族の一派です。

 

また、工作員やその盲信者たちは、ユダヤフン族の事を

「白人」と呼ぶけれど、偽ユダヤフン族)は「白人」ではなく

れっきとした北方騎馬民族(特亜)です。

モンゴル系、テュルク系、トゥングース系騎馬民族に多いのはB型、

中でもB型が濃いのはアフガニスタンハザラ人

ハザール人(カザール人)の子孫なのかも知れません。

かも知れないというだけで深く研究してみた事はありませんが。

 

これに対し、欧米で多いのはO型とA型。

インドでは上流カーストにA型が比較的多く、

中流階級にはO型が比較的多いのです。しかしながら

インドもまたテュルク系民族などから侵略されていて

上流階級であってもB型との混血が激しいのです。

ブラフマナやクシャトリヤでもA型29%とか27%とか。

実は、アジアで最もA型比率が高いのは日本であり

東欧と大差ないのです。ハンガリーなどは「フン族の国」

みたいな意味らしいけれど、その実、B型比率は

日本と大差ないのです。日本はA型40% O型30% B型20%

くらいの国で、ハンガリーフィンランドも似たようなもの。

ハンガリーフィンランドは、言語の上では

フィン・ウゴール系といって、ウラル=アルタイ語族の一派です。

それだけヨーロッパの中ではB型比率が低めです。

 

と・こ・ろ・が。

アメリカの大統領候補者の中だと

AB型B型比率が高いのだそうです。

ヒトラースターリンロスチャイルドの隠し孫や

隠し子だったのと同じように、ユダヤフン族

血を引いているのだと考えられます。

http://blog.livedoor.jp/ijn9266/archives/3473424.html

https://ameblo.jp/kissy-seed/entry-11803838085.html

 

一方で欧米にいるフン族の類を「白人」と呼びながら
他方では日本にいるフン族の類を「有色人種の真正ユダヤ」などと呼ぶ。
これがユダヤの詐欺の根幹

 

偽アーリア=偽ユダヤの罪真正アーリア、真正ユダヤに着せた上で

自分たちは東洋人(実際は特亜)のユダヤ人だと言い張る・・・

そういう計画にしか見えません。

在日の罪倭人縄文人に着せたり

 倭人縄文人背乗りしたりするのと同じ事。)

 

けれど、真正ユダヤは北方騎馬民族ではないのでパッチリ二重まぶた。
また、真正アーリアもパッチリ二重まぶた。

真正日本人もパッチリ二重まぶた。

細目なら特亜との混血。

 

自分が混血してると認めたくない非科学的・自己中心的な方は
フン族の自己中心的なデマを盲信したがる事となるわけです。

それが幽界(がいこく)魂の実態です。

「自尊的」だと騙される。

「自虐的」であれば騙されず、自分を虐待せずに済むのです。
ただ事実をありのままに見ればよい。

 

右翼信者はしばしば、

つりあがった細目でなければ朝鮮顔ではない」とか

ほお骨が張ってなければ朝鮮顔ではない」などと

ごまかしていますが、細目だけでも朝鮮顔です。

韓流ドラマに出てくる人物が全てつり目だったりはしない。

現実をありのままに見ていますか?

言い訳で自分を騙してませんか?

右翼工作員に騙されてませんか?

インフルエンサーは全て工作員だと思っておくべき。

 

そういうわけで、シュメール人とかユダヤ人とかが

朝鮮経由で日本に来たなどと説く者を

非常にいかがわしく感じるわけです。

工作員の多くが北方系の顔をしてるのがまた。

北方騎馬民族への「同胞アピール」にも見えます。

 

竹中平蔵は「日本人の顔をしたアメリカ人」ではない。

日本人の顔をしてないし、一般アメリカ人の魂も持っていない。

朝鮮系の顔をしているし、魂もフン族と似てるだけ。

 

 * * * * * * *

 

先週の記事でも書いた話ですが、一般的なアメリカ兵は

イラクで市民を撃ってしまった」とノイローゼになって

帰国したりする。無人機爆撃の遠隔操作でもPTSDになる。

「政府に騙されていた」と果敢に立ち上がる。

 

これに対して、韓国軍や自衛隊は虐待だらけはないですか?

 

韓国にあるベトナム人殺戮
体験テーマパークが異常過ぎる!
これでも韓国好きな人は完全に病気!
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/317.html

 

朝鮮人は「優しい」と「弱い」の区別が出来ません。
又、「強い」と「悪い」と「正義」の区別も出来ないのです。
ほか いろいろ
http://cyrus2.blog.fc2.com/blog-entry-300.html

なぜ、こういう連中を

一般的なアメリカ人より立派だと思ったり、

アメリカ」の「上流階級」の偽ユダヤ匈奴)の罪を

一般的なアメリカ人に着せたりできるのでしょう?

 

その実、今の日本のテレビ業界は

テュルク系の「アジア人」(特亜)をゴリ押ししてますよ?

鷲鼻、多いですよね?

細目のタレ目( ´,_ゝ`)、いっぱいいますよね?

 

平たい顔でないのは大半がテュルク系(偽ユダヤ系)

A型顔(真正アーリア系)どんどん減っています。

 

どこからどう見ても・・・大本営

ユダヤ真正ユダヤだと強弁するつもりでいる。

 

右翼大本営の言う美人

http://cyrus2.blog.fc2.com/blog-entry-466.html

 

工作員は、被差別部落系の工作員を「ネイティヴ日本人

としたがりますが、実際は朝鮮顔工作員ばかりです。

そもそも部落と在日は密接に結びついています。

それを批判しているのは日本共産党だけです。

保守政党同和利権(エセ同和)や

「世界連邦」などで社民系裏でつながっています

 

 * * * * * * *

 

ところで、「この考察は革命です」は

渡来人、四国に多かった? 

https://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXZQOUC18CCA0Y1A610C2000000

という説を採用していますが、私はこれもまたいかがわしく感じます。

 

まず、何をもって縄文人とか渡来人とか呼ぶのか疑問。

国つ神の血液型はO型、

天つ神の血液型はA型、

北方騎馬民族の血液型はB型と考えられ、

https://ameblo.jp/cyrus2/entry-11744062155.html

そもそも2種類に分けるのが間違いです。

最低でも3種類に分けなければならない。

インドでの階層別の血液型から考えれば、

私がエラムの末裔と見ているドラヴィダ語族はO型、

アケメネス朝ペルシアのクル2世はA型と考られます。

ムガール帝国オスマン・トルコはB型が濃いはずです。

現在のトルコ共和国アルメニア人と混血してA型比率が増してますが。

*あ、そうそう、真正アーリアの血が濃いアルメニア

 ついついヨーロッパに含めていて、アジアに入れてませんでした。

 「アルメニア周辺を除く」中アジアより東では日本が一番A型濃い。

 

それで、何をもって縄文人と呼ぶのか甚だ疑問なわけです。

ミトコンドリアDNAのハプログループで言えば

M7aとN9bが沖縄や縄文時代の北海道に多いけれど、

どちらかは天つ神という事だってありえます。

そもそも日本語の基盤はポリネシアなので

はじめからハワイなどと同じように

A型とO型が半々くらいでもおかしくないのです。

 

血液型の比率で言えば、最もA型が濃いのは島根(出雲)であり、

次は熊本(狗奴国)、次は北九州(邪馬台国

普通に天つ神の多い地域かと。

ちなみにA型比率は西日本から岐阜にかけて若干高めなのです。

それを縄文人と呼ぶのは間違い、粉飾です。

 

天つ神は日本人ではあるけれど、最初の渡来人でもある。

ただ、さほど縄文人と争った形跡はないわけです。

 

「古代史の復元」の紹介

https://cyrus2.hatenablog.jp/entry/2023/12/29/022326

 

尾張の朝日遺跡からは進行が止まっていた時期があり、

柵や環濠や逆茂木で防御したりはあるものの。

 

騎馬民族は渡来人というより侵略者と呼ぶべきかも知れない。

その違いは非常に大きいかと思います。

 

古墳時代ってなに?

https://cyrus2.hatenablog.jp/entry/2023/10/01/202816

 

父系DNA(Y染色体)に疑問

https://cyrus2.hatenablog.jp/entry/2023/10/29/235638

男系DNA(Y染色体)に疑問2

https://cyrus2.hatenablog.jp/entry/2023/11/10/005803

 

血液型のデータはどこでとったのかと言えば、献血です。

1981年のデータです。

これに対し、遺伝子のデータは、いつ、どれくらいとったのか。

私は検査に遭遇した事などないわけで。

ランダムでも何でもなく、偏った集団から採っている可能性だってある。

 

献血データによれば石川県はB型比率23.1%で全国6位です。

なお「同和地区」は四国関西に多いらしいです。

http://cyrus2.blog.fc2.com/blog-entry-287.html

そこへ江戸時代から断続的に、特に戦中戦後に

B型が入り込んでいる可能性が疑われます。

 

本来は、古墳の築造などに関わった「部民」を

住まわせた地区だったはずです。けれど、

江戸時代以降、幕府・藤原氏イエズス会

東インド会社の共謀で、B型を増やしてないかと

私は疑っているのです。(藤原氏は特亜なので。)

http://cyrus2.blog.fc2.com/blog-entry-293.html

そこにふれてはいけないなどというなら、

もはや科学ではない。

 

白村江の戦い真相

臼杵大仏には正和四年(529年)という九州年号

https://cyrus2.hatenablog.jp/entry/2023/07/30/235246

 

右翼の思想であるファシズム

犯罪を正当化する背徳カルトなどは

ことごとくバビロニアの思想だという事を理解すべきです。

 

さらに言えば、東日本大震災以降、

岩手でB型が急増中の可能性だってある。

それ以前の岩手は沖縄よりもO型比率が高い地域ですが。

 

はじめから捏造を意図している者がいて

それに沿った結果を出せという

とんでもない話かと。

 

まぁ、福岡も「童話地区」は多いんですよ。

だけど、意図的にそこは外されてないかと。

だから、勝手に決めつけた「縄文系」「渡来系」

などという結果だけでなく、具体的にY染色体

ハプログループ名などを公表すべきだし、

同時に血液型なども調べれば確実というわけです。

でも、やりたくないんでしょ?正確な調査は。

 

日経サイエンス2021年8月号のレビューです。

https://www.amazon.co.jp/dp/B096VBGTFM?tag=nikkeinet-22

「特集 ヤポネシア」は面白いが、残念ながら嫌な政治的な匂いもする

日本の起源を無理矢理朝鮮半島に結びつけようとする意図が見え隠れして、政治的な意図も若干感じた。

(・・・中略・・・)

特に不自然さを感じたのが、稲作を持ち込んだ弥生人渡来のルートである。多くの史学系の研究者は〝近隣諸国条項〟からだろうか、稲作が朝鮮半島経由で入ってきたことを譲ろうとしない。しかし、以下のポイントを考えれば、この解釈がいかに不自然であることがわかる。

1.稲は亜熱帯の植物で中国北部では育たなかった。遼東半島でさえ稲作の痕跡は見つかっていない。
2.朝鮮半島は寒く土も適さないため現在でも南端でしか稲作が行われず、歴史的に米が主食になったこともない。
3.中国で稲のDNAはRM1-aからhまでの8種類あるが、日本ではa,b,cしかなく、bが最も多い。ところが朝鮮半島にはbがない。
4.日本で発見された米のプラントオパールで最も古いもの6000年前だが、朝鮮半島では3000年程度。水田稲作の痕跡も日本の方が朝鮮より圧倒的に古い。

そもそも1万年以上前の遺跡は日本には1万カ所以上存在するが、朝鮮半島では50程度。これが1万年前〜5千年前の間に朝鮮半島ではゼロになり、その後、南部から縄文土器が出現し、前方後円墳と繋がる。

 

読者さんの方が賢明だと思います。

 

 * * * * * * *

 

学会のつまらない建前に同意する事なく

追放されているような人々が皆

学術的な証明を怠るわけでもないんですね。

 

例えば・・・ハワイの人々は、タヒチから移住した

という伝承があるそうですが、ハワイ語では

タヒチの事をカヒキと呼びます。

タ行がカ行に変化する、という対応関係があるんですね。

 

こういう場合は、元々は同じ部族だった事が分かります。

 

日本語と琉球語(沖縄弁)の対応なども割と分かりやすいかなと。

日琉語の「いぬち」が現代日本語では「いのち」となり

琉球語では「ぬち」となった。

御殿(ごてん)は御殿(うどぅん),

御嶽(おんたけ)は御嶽(うたき)・・・

いや日本語の方にいろんな「御」が混じりすぎか。

お(おん)、み、ゴ、等など。

 

こういう細かーい話を延々と並べて「証明する」のが

普通の学術では求められるんですね。

 

大野晋先生のドラヴィダ系タミル語研究は、

そういう緻密なものです。

https://ameblo.jp/cyrus2/entry-11930308936.html

 

ところが、きっちり解析しても認めない奴がいる。

天井に血しぶきがついていても「事件性はない」で

済ませるような奴がいたりするわけです。

 

そういう連中に対してであっても、

畿内説はここがおかしい」とか

「こちらの説の方が蓋然性が高い」とか、

理路整然と正論を説くのが

一般的な優れた学士というものです。

 

 * * * * * * *

 

古事記日本書紀などの文献には粉飾なども多いですから

まぁ大変なわけですよ。考古学的な事実や、

神社伝承と照合して真実を探るのは。

 

それで、足りない部分を憶測で埋めてつないで

大胆な仮説を挙げるのも、致し方ない場合もあるし

 

そういう、証明とするには足りない仮説を元に

考察する事で何かひらめく事だってあるでしょう。

 

・・・過度に盲信しない事が肝要かも知れませんが。

記紀だって過度に盲信すべきではないでしょう。

 

 * * * * * * *

 

ただ、エラムの首都スーサと並ぶ都市というアワンを

阿波の由来と断言したり、

物部氏の中東・西アジアでの故地をMannai、Manna

したり、Yamout、Yamutがヤマトになったとしたりでは

証拠不十分だらけ。おもしろいと言えばおもしろいかも

知れませんが、何も断言はできない。

 

そもそも、物部氏の男系・父系遺伝子(Y染色体)は

縄文人」と同じD系統とされています。

だから、その「縄文人」とする決めつけが極めて怪しい。

 

たかだか3000年前の福島の人骨を根拠としてるそうで。

弥生時代ではないですか。それよりまた何千年も前に

陸稲は既に存在していて、その時点で既に倭人は来てる

と考えた方がよいかと。

 

また、徐福一族はY染色体O系統とされています。

分布は東南アジア中心。卵生神話の分布とも重なります。

新羅には卵生神話があります。本来は北方とは関係ありません。

後から来た金氏が匈奴フン族)というだけで。

 

自称「この考察は革命です」は

根底に真実を明らかにしようという意図よりも

「北方騎馬民族すごい」しか無いように見え、

顔の変化などから考えても飛躍が甚だしく、

現実離れしているようなのは、ちょっと・・・

論拠のハードルを下げ過ぎだろ、と思うわけです。

 

地道な作業が丸っきり抜けていて、

中卒レベルか、せいぜい受験勉強の世界史をかじった程度の方

向けの、何の証明にもならない雑なこじつけに見えるわけです。